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魔法をかけた物語



今、何故ここに居るんだろう
辿ってみても、記憶が見つからない
夢、幻のような
それにしてはリアルで

息吐く時も無いまま
誰も彼も、見覚え一つ無く
「空想の中に居る」
そんな言葉だけが響いていた

きっと誰もが問うだろう
お前は何者なんだと
視界の片隅 回る回るは
誰の影?

それは魔法のような世界に迷った
何者でも無いままの観測者
鏡の中と不可視の想いの欠片たち
覚めぬ夢の中へ


今、何故ここに居るんだろう
辿ってみても、記録が見つからない
透明な硝子の先は
近いようで、けれど触れられず

規定の無いその存在は
無いが故に定義の枷を抜けて
言葉の間で語られないものを
そうであれと願い信じている

きっと誰もが問うだろう
お前は何者なんだと
あやふやな意思に答えを求め
口を噤む

それは魔法をかけた物語を見た
誰にも縛られぬただの観測者
鏡の中の不思議な 夢見ていた御伽話へ
覚めぬ現実へと


夢を見る 何度も
魔法にかけられた夢を
夢を見る 何度も
果て無き幻想の夢を
現実を見る 何度も
魔法をかけたのは誰
現実を見る 何度も
一体何が夢なのだろうか

魔法のあった世界で生きている
空想とは思えない叫び声
鏡よ、鏡 お前は何を語るのか

きっと誰もが問うだろう
お前は何者なんだと
僕/私/オレ/アタシは
「_____だ」と

そして魔法をかけた物語の中
螺旋の鏡越しに見る世界で
もし夢から覚めて記憶全て失っても
それで構わないだろう

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お久し振りです。
生きていました、異彩です。

今回は新しい曲を引っ提げてきました。
ちょっとその話をします。

まず、曲のテーマから。
あらすじ(?)としては魔法の無い世界の僕/私が魔法のある世界のオレ/アタシと出会うというような感じです。
動画キャプションの怪文書のまんまですね。
魔法って素敵です。昔、魔法使いになりたいと思ってました。
某児童文学や某ゲームのイメージを私なりに音に落とし込みたいなとなり、作った次第です。
未知と期待に満ちた冒険のワクワク感と不安感を感じて頂けると嬉しいです。
裏テーマとしては最近やった某ゲームをやった所感を反映しているので、「あっ、あのゲームか……」となった人は私と握手しましょう。
歌詞のキーワードで恐らくお察しかもしれませんね……。

続いて音に関してです。
曲調はもはや私のテンプレ的な部分がありますが、今まであまり使わなかったヴァイオリンの速いメロディーを突っ込んでます。
理由としては今まで持ってたけどあんまり使ってなかった機能や新しい音源への挑戦だったりします。

まだ別名義だった時代、使っていた音源はほぼソフトについていたものやフリーで拾ってきたものばかりでした。
そのくせにどちらかと言えば壮大かつリアリティ高めの音が好きな方なので、楽器のリアルさというのはわりと気にしていました。
その中で弦楽器系の音源は速いメロディーを打ち込むと遅延したり、音が著しく弱くなったり、処理が手間だったりであんまり入れたくない細かいメロディーを気持ちがあったのです。
それの影響か、今まで「どうやって音をリアルっぽくして誤魔化すか」という方を優先して、逃げて来たところもありました。
(今までなら冒頭のヴァイオリンソロとか、分かりやすく音の違いが出るのはあんまりやりたくなかった)

今回はそういうのになるべく逃げずに、折角買った音源達や機能のポテンシャルを発揮して、ということを念頭に置いています。
今までわりと誤魔化してたエレキギターも良い感じになっているのでは……?
何となく、自分の好きな音に近付いてきたように思えます。
また、締め切りも無かったのでやりたい放題やってます。
楽しんで頂ければ幸いです!

次回は多分、星への手向けのオマケページを何とかすると思います。
絵が終わらないのと、実は曲のアレンジを考えていて終わっていないという酷さですが……。
お待たせして申し訳ございません。
なんとか出せるように頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
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イハティへの出立準備

毎回久し振りに更新しております。
異彩です。

なんとか冊子部を脱稿出来たのでブログを更新しました。
というのも、来るCOMIC CITY119大阪にて配布予定のものはCDではなくダウンロードコード付きA5冊子だからです。
内容としては以下の感じです。

タイトル:アカシャの天球 0章
価格:300円
頁数:A5 20P
収録曲:2曲+オフボーカル2曲

ダウンロードコードだから……とめっちゃノロノロ曲作ってたらめちゃんこ遅くなりました。
来週にはイベント終わるんだってさ……?え?ほんと?

今回より始まる(と思われる)アカシャの天球シリーズは、心強い友である唐梨シキと一緒に制作しています。
シキ氏はM3 2019秋が終わったぐらいに「こんな世界観のやつやりたい……作ってくれんか……?」と頼み込んだところ、圧倒的物量の設定と文章を送ってくれた神です。
もはや足を向けて眠れません。

アカシャの天球シリーズはイハティという世界のお話です。
今回は設定集のようなもので、お話というより設定が載ってる感じです。ファンタジー世界観で遺跡や国とかの設定文が好きな方におすすめ。

曲は一つは既存曲の『アカシャの少女』。
もう一つは新曲『アカシャの天球』です。
『アカシャの少女』はわりとそのまんまです。曲は。
『アカシャの天球』はかなり気合い入れました。やりたい放題やって七分越えました。作った曲の中で最長。

試聴曲が出来ればHPも公開します。
あとBOOTH通販も多分やります。
気長にお待ち頂ければと……。


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2020年は星たむのClarkを出せたらいいなと思ってます。
あとは久々にボカロで曲をアップロードしようかなと。
そうそう、星たむNiemのオマケをお待ちの皆様。
今月か来月あたりにBGMやキャラ絵を追加していく予定もありますので、こちらも気長にお待ち頂ければ……幸い……。

M3とかの話

お久し振りです。異彩です。
完全にブログの存在を忘れており、M3も終了してしまった状況です。
今更ですが、『星への手向け Side.Niem』を配布致しました。

星への手向け Side.Niem

ちゃんと何かを自分で作って同人イベントで配布するという行為は、私にとって初めての試みでした。
イベント自体、一般参加はしたことはありましたが、サークル参加は全くの初めてです。
そもそも今まで本もCDも何も出したことの無い人間がこうしてサークルとして活動をし始めてしまっている事実が、未だに自らのことであっても信じられない状況です。

何で活動を始めたのか。
それは多分、いわゆるエモというものに突き動かされたからなのかなと思っています。
私はTRPGはいくつかやっていますが、どちらかというとルーニー、面白いPCを作ってしまう不真面目なPLです。
ただ、ステラナイツは珍しく私の中で真面目にロールプレイをするシステムだったのです。
このPC達はどんな性格なのか、生い立ちは、どうして騎士になったのか。
考えるだけでワクワクしましたし、卓を終えてからも友人間で
「きっとあの子はこんな感じに違いない」
「こういう状況だったらこの子達はこんなことを言ってるよ」
と、ワイワイ盛り上がったものです。
友人達が素敵なPCの絵や文を描いて(書いて)いた中で、私には一体何が出来るんだろう?と考えて出てきたのが歌でした。

PC達の物語を歌にしたい!そんな衝動で始まったサークルです。
作曲自体はしたことはありましたが、長らくやってませんでしたし、自分の歌なんて録音したこともない。
でもとにかくこの感情をなんとかしたい。
そんな一心です。

CDを作ると決めてからも「本当にいいのか」「私なんかが作れるのか」と悩みましたし、CDが出来てからもずっと「もう駄目だ」「この作品で大丈夫なのか、いや大丈夫じゃないな……」とうだうだ言っていました。
いえ、未だに言っています。
サークル参加の方法も入稿の仕方も分からないし、サークル参加するような同人活動をしている友人もいない。
10曲作ると決めていたのに間に合わず5曲になるという事態にもなりました。
それでもなんか出来てしまいました。
イベントで、CDを貰っていって下さった方々を見送った後、感動やら喜びやらが混ざった叫び出したいような状態で震えていました。

もう何の話がしたいんだという程の乱文ですが、
とにかく皆様に感謝を伝えたいと思います。
本当にありがとうございました。
ステラナイツに出会えて良かった。
本当に拙すぎて申し訳ない気分になる作品ですが、楽しんで頂ければと思っております。
そして、もしもTRPGをやったことない……という方がいらっしゃれば、是非興味を持って頂けたらとも思います。

なんか活動終了しそうな文章になってしまいましたが、これからも紫陽花ストレンヂとして音楽や色んなものを作っていけたらと思います。
一応、来年には残りの五曲を出せたらと思いますし、オリジナルの物語も作っていく予定ではあります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

秋に出せたらいいな

初めまして、異彩です。
ブログのようなものを作ったはよいのですが、何を書くべきか迷っていた状況です。
とりあえずM3に当選したら出る予定の作品について語ろうと思います。

■「星への手向け」
それは何処かに存在した星の騎士達の物語。
全8組のステラナイト+αに捧ぐ歌。
10曲入りの『銀剣のステラナイツ』二次創作音楽CD。

簡単に言えば、私含む4人で行ったTRPG卓二回分です。
それぞれキャラクターも魅力的なので、何処かで公開出来れば……と密かに考えています。
曲のジャンルは何と言えば迷うのですが、ファンタジー寄りのポップスみたいな感じです。
和風やジャズのようなものもあります。
わりと重めな曲を多く揃える予定です。

まだM3に当選するか分からない状況なので、当選したらちょこちょこ曲についてお伝え出来ればと思います。
それでは。

プロフィール

異彩

Author:異彩
こちら、「紫陽花ストレンヂ」の日記のようなものです。
時折更新します。
HPはこちら

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